徳島ブロック大会 終焉

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全てが終わったその時、色んな想いが体から溢れ出しました。

 

とにもかくにも終わったという安堵と開放感。
もっと周到に準備していれば…と思う悔しさ、自己嫌悪。
最後まで責任感をもってやりきってくれた仲間への感謝。
そんな仲間の期待に応えきれなかった自分への不甲斐なさ。

正直に今は、諸手で喜べない自分が居ます。

それでも、共に最後まで闘ってくれたメンバーに対する 有り難さ は他のどの感情にも勝るものでした。

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竹を題材とした今回の事業。

交代前の委員長が苦労して辿り着いたのは、 音楽  という手法で地域に眠る宝を掘り起こすというものでした。

阿南が筍の生産量全国1・2を競う名産地となったのは大正初期にまで遡ります。
かつての地域の宝は、『食』として人々の 胃袋 を満たしました。

その後、放置竹林として地域に害を及ぼす 負の遺産 の側面も持つようになった竹は、今度は多彩な『音楽』となって人々の 心 を満たす宝に生まれ変わりました。

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そして、会場にて同時に紹介させていただいた藤崎電機さんの『バンブーバイオマス発電所』は、100%竹を資源とした世界に類を見ない発電所として地域に産声を上げようとしています。
つまり竹は、これからの地域産業に新たな一石を投じる宝に成るということです。
今度は地球環境に配慮した『エネルギー』として。

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物事の進化は常に、『螺旋階段を登る』ように成される気がします。

螺旋階段は、横から見ればもちろん高みへと登りますが、上から見れば何度も同じ場所に戻ってきます。

例えばEメールは、手紙という文化が文明の力により高い次元に登りながら生まれ変わったもの、といった具合です。

音楽とエネルギー。
形は違えど、かつては単純に食や道具として生活に溶け込んでいた宝は、文化と文明の力により高みへと登り、新たな宝として私たちの未来に希望をもたらします。

言葉で言うのは簡単ですが、それを具現化するまでの歩みにおいては、事業を引き継いでくれた委員長と、それを傍で支えてくれた仲間の弛まない行動が存在したことを忘れてはなりません。

『文化と文明が生み出す希望溢れる徳島の実現』
本年度のスローガン。

紆余曲折ありましたが、2人の委員長により具体的な形となって小さな一歩を踏み出しました。

 

本当に、本当にお疲れ様でした。

 

※徳島新聞 8月22日地域面引用

『国の借金』問題について一言!

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『国の借金』
という言葉が蔓延してもうどのくらい経ったでしょうか…
おそらく20年ほどになるはずです。

『国民一人当たり〇〇万円の借金!』
だとか
『ハイパーインフレーションになってしまう!』
だとか
『いつか日本国債が暴落し、金利が高騰する!』

なんて言われ始めて久しいですが、これらはちゃんと勉強すれば全て間違いだということが分かります。

第一に、『国の借金』とは正確に言えば『日本政府の負債』であり、その貸し手は、元を辿れば日本国内の企業や個人、つまり私たちです。
要するに、国民一人あたり〇〇万円の『借金』ではなく、逆に『債権』であるはずなのです。

因みに本当の意味での『国の借金』、つまり日本全体の対外負債(外国から借りているお金)は約500兆円ですが、対外債権(外国に貸しているお金)は820兆円以上あり、日本は差し引き320兆円以上の対外純資産を持つ言わば『世界一の金持ち国家』です。

また、各種メディアは借金、つまり負債がまるでどこかに消えて無くなるかのような報道をすることが多いですがそんなことはあり得ません。
政府が国債を発行することで税収の不足を補う結果として得た通貨は、回りまわって誰かの『所得』になったり、個人の貯蓄や企業の『内部留保』に回ったりしています。
その証拠に、現在の国内企業の内部留保は320兆円以上にも達していて過去最大です。
麻生財務相がかつて『守銭奴』とまで称して企業の投資を促し、デフレに一石を投じようとした背景がここにあります。

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先日お会いしたときにその辺りのことを“柔らかく”お聞きしようと企んでいましたが、時間がなくて叶いませんでした…

第二に、日本の国債は全て『自国通貨建て』、つまり日本政府の子会社である日本銀行(株式の55%は政府が保有)が 国債を買い取ることで 通貨を自ら発行できるのに、政府がデフォルト(債務不履行)に追い込まれることはあり得ないということです。

昨今世間を騒がせたギリシャについては、債務がユーロ(共通通貨)建てであり、自ら通貨を発行することができないという絶対的な事由があってデフォルトの可能性が浮上した訳です。

第三に、ハイパーインフレーションとは『年間の物価上昇率が13,000%以上になる状態』のことを言います。

果たしてそんなことが長らくデフレから逃れられない日本であり得るでしょうか。
答えはノーです。

物価の上昇は、単に通貨の発行量だけに起因するのではなく、当たり前のことですが『需要と供給能力のバランス』によって引き起こされます。
戦後、国内の供給能力が圧倒的に不足している状況下ですら、インフレ率は500%ほどだったのです。

この様に、『言葉の定義』や『何故そうなるのか?』をちゃんと勉強すれば自ずと真実が見えてきます。
マスコミが発表することを鵜呑みにする前に、まずは自らが当事者意識を持って考える癖付けが大切です。

と、何だか偉そうな感じになってしまいましたが、私もまだまだ世間知らずの未熟者。

『人生は、膿むには長く
学ぶにはあまりに短い』
とは良く言ったものです。

学び多き青年会議所での毎日に感謝。

※8月11日徳島新聞 第4面記事引用

核心の追及~未来のために~

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仏も夏バテしそうな暑い日だから、いつもより沢山お水を先祖のお墓に手向けました。

先月も何とか支払い済ませて、ほんの僅かだけど従業員に寸志を今日渡すことができました。
本当に有り難いことです。

同時に、自分たちが変わらなければこの幸せはいつまでも続いて行かないと思っています。

『幸せ が 当たり前』の我が国、我がふるさと。
けど、この当たり前 は決して 当たり前に育まれたわけではありません。

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安保法制や原発、憲法改正などの問題も、感情論・極論に走らず、一人ひとりが我が事として学び、過去の歴史を振り返り、祖先への感謝の気持ちを忘れず、世界の中における日本の姿を見つめ、未来を見据えて論理的に考え、本質を捉えることが大切です。

正しいとは何か。
幸せとは何か。
自由とは何か。

つまりは核心の追及。

勝負の一年と位置付けた今年も、あと153日。

決断と行動を繰り返し、一日一日を大切に歩みたい。